突然ですが、あなたはドイツ語に限らず、何かを勉強する上で出来ないことに苛立ちを覚えたり、やめてしまいたくなったりしたことはありませんか?
そんな時、あなたはどのようにして乗り越えてきましたか?またモチベーションを持ち直してきましたか?
今日は私がドイツ語を勉強している時に経験したことを踏まえ、どのようにしてモチベーションを保ってきたのか、ということをお伝えしたいと思います。

私は日本とオーストリアという二つの文化の中で育ちましたが、生活をしてきたのは日本だったため母国語も日本語でした。
そして十代後半の時に第二の母国語を習得するため、またウィーンにある大学で勉強するためにドイツ語を始めました。
学校で何かを勉強する、ということがあまり好きではなかったので、初めは現地の教材を使いながら家で勉強していました。
しかし、宿題もなければ刺激もなく、毎日同じところをやっているばかりで成長できていない自分にすごく苛立っていたのを覚えています。
そしてある年の夏、ウィーンに行く機会を作り、そこで初めて語学学校というところに通うことになりました。
初めはいろんな国と人と一緒に慣れない環境の中で勉強することにすごく緊張していましたが、その緊張感やいい意味での強制のお蔭で、それまで教材とにらめっこをしていた頃よりも使えるドイツ語をどんどん身に着けることができるようになっていました。
コースを終える1か月後には、少し分かるようになったという喜びと、コースをしっかりと受講できたという満足感が自信につながり、ポジティブな経験からモチベーションをアップさせることができました。

しかし少しできるようになってくると、自分の間違いに気が付いたり、どんどん新しい疑問が生まれてくるということもあります。
私は自分が発言したことで不安なことがある度に、よく辞書で調べたり、また発言の最中に自分の間違いに気が付くことがありました。
その際にはいつもものすごく恥ずかしい思いをし、なぜ間違ってしまったのか、なぜ理解できなかったのか、とずっとそのことばかりを考えてしまうのです。
しかしこの恥ずかしい思いや悔しさ、というのはモチベーションの一つにもなりうる、ということを最近よく思うようになりました。
恥ずかしい、という思いは同時に、もう二度とこんな思いはしたくない、ということでもありますよね。
そうすると二度と同じ間違いをしないよう、正しい使い方を覚えることができるのです。
一見ネガティブに思えるこの「恥ずかしい」という感情ですが、私の場合はこの感情が上達に一番役に立ちました。

上達やモチベーションの保ち方はその人それぞれだと思いますが、他の人と一緒に勉強することで、また自分の失敗によって良くなることもたくさんあると思います。
ちょうどいい刺激といろんな経験を通して、あなたのモチベーション、そしてスキルアップにつなげてみて下さいね!
                    ドイツ語教室ウィーン E.M

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