皆さんはFaschingをご存知ですか?
Fasching はカーニバルとも呼ばれ、日本語では謝肉祭と言います。
これはキリスト教のお祭りの1つで、毎年イースター(復活祭)の約7週間前に何日かかけてお祝いされます。
ちなみに今年は2月28日にお祭りが始まります。
歴史
Faschingの始まりは西暦600年頃にまで遡ります。
そもそもイースターと呼ばれる復活祭は、イエス・キリストが十字架にかけられて亡くなってから3日後に復活したことをお祝いするお祭りですが、その復活祭から46日前に四旬節が始まります。
この 四旬節が始まる日は”Aschermittwoch”=灰の水曜日と呼ばれ、この日を境に断食期間が始まります。
今日ではそこまで厳しくありませんが、断食の期間中カトリック教徒はアルコールや肉、魚、乳製品等を摂りません。この断食をすることにより、イエス・キリストの死を考え、人々はもう一度食べることや飲むことを味わうことができるようになると考えられています。
また、断食が始まる前の謝肉祭は元々この灰の水曜日の前日に祝われていましたが、次第に長くなっていき、1月6日に始まったり、11月11日に始まる地域もあるそうです。
カーニバル(謝肉祭)
謝肉祭のハイライトは四旬節最後の6日間で、人々はいろいろなコスチュームを着て盛大にお祝いをします。
特に前日の火曜日は、”Narrenfastnacht”=「阿呆の謝肉祭」と呼ばれ、次の日から始まる断食の前にたくさんおいしい物を食べたり飲んだりして、盛大にどんちゃん騒ぎをします。

Krapfen
このカーニバルの期間、いろんなパン屋さんでKrapfenを売り出します。
最も多く売られている伝統的なKrapfenは中にはアンズジャムが入っています。
生地はドーナツのように揚げて作られます。
最近では、ヌガー入りのKrapfenやクリームが入っているものも売っています。

ぜひぜひいろんな種類を試してみて下さいね!