ウィーンの美術館

ウィーンにはいくつも美術館がありますが、皆さんは行かれたことがありますか?
Albertina:モネ、ピカソ、シャガール、デューラー等
Kunst Historisches Museum:ブリューゲル、フェルメール、レンブラント、ルーベンス等
Belvedere:シーレ、ココシュカ、クリムト等
Leopold Museum:シーレ、ココシュカ、クリムト等 主に現代美術
等など

ブリューゲル

ウィーンでは今、モネやブリューゲルの展覧会が開催されていますね。
モネはAlbertinaで、そしてブリューゲルはKunst Historisches Museum(美術史博物館)で見ることができます。
私も先日ブリューゲルの展覧会に行ってきましたが、今は来場者が最も多い時期のようで、
チケット売り場もだいぶ混雑していました。

そのため入場時間も決められており、運が悪いとかなり長いこと並ぶことになりそうです。

日本では「ブリューゲル」と呼ばれていますが、実は「ブロイゲル」と発音するそうです。
スペルからはちょっと想像しがたいのですが・・・。

もともとKunst Historisches Museumはブリューゲルの作品を展示している美術館として有名ですね。
彼の油絵は40点ほど現存しているそうですが、その内12点がこの美術館にあるそうです。
今回はブリューゲルに焦点を当てた展覧会のため、油絵だけでなくスケッチなども大量に飾られていました。
ブリューゲルはベルギー出身の画家と言われていますが、その生涯は明らかでないようです。
ですが絵を見ると、彼の人生の転機が分かるような気がします。
音楽もそうですが、その作曲家や画家の経験や出来事、人生や考え方等が正直に作品に表れてくるんですね。
それが芸術の面白い所でもあります。
彼の作品は人物描写が多いな、と感じましたが、争い事などはかなりグロテスクに描かれていました。
しかし一番有名とされている「バベルの塔」はやはり圧巻でした。

いろいろと好みはあると思いますが、実際に全作品を見られる機会と言うのはなかなかないので、
このようなチャンスを使ってぜひ足を運んでみてくださいね!

ブリューゲルの展覧会は2018年10月2日~2019年1月13日まで開催されています。