クリスマス前のイベント
クリスマスまで後1か月を切り、ウィーンもだいぶクリスマスらしくなってきましたね。
そこで今日は、クリスマスの前に催されるイベントを少しご紹介します。
・Advent 「アドベント」
キリスト教ではクリスマスの前の4週間を”Advent”「アドベント」:待降節と呼び、毎週日曜日に”Adventkranz”「アドベントのリース」のろうそくに火を灯していきます。
今年は12月2日がその最初の日曜日に当たり、1つ目のろうそくに火が灯されます。
・Nikolaustag 「ニコラウス・デイ」
12月6日は”Nikolaustag”「ニコラウス・デイ」と呼ばれ、白く長いひげを生やした”Nikolaus”という大司教が「良い子」には、お菓子やプレゼントを渡して回ります。この”Nikolaus”はサンタクロースの原形だとも言われていますが、サンタクロースとは全くの別人です。

Nikolaus
また「悪い子」には”Krampus”と呼ばれる腰に鐘を付けた、ナマハゲのような怖い鬼がやってきて襲い掛かります。この”Krampus”は、”Nikolaustag”の前の晩である12月5日に歩き回り、悪い行いをした子供たちや、時には大人にもお仕置きをし、悪いことをしないように促していきます。

Krampus
こんな鬼に追いかけられたら、さすがに大人でもびっくりしてしまいますよね。
・Christkindlmarkt (Weihnachtsmarkt) 「クリスマスマーケット」

Rathhaus前のクリスマスマーケット
そして”Advent”より少し前にクリスマスマーケットが各地で開催されます。温かいPunschやGlühweinを片手にいろんな露店でプレゼントを買ったり、またクリスマスの雰囲気を存分に楽しむことができます。ウィーンでも市庁舎を始め、Schönbrunn、Belvedere、Spittelberg、Am Hof、Karlskirche等いろんなところに市が出ますので、毎日違うところを訪れてもいいかもしれません。