ウィーンで活躍する日本人 Mie Satorさん
本日より始まるこのコーナーでは、ウィーンにて様々な職業を通じて活躍されている日本の方へのインタビューをお送りしていきます。
記念すべき第一弾となる今回は、Märzstraßeで日本人美容師としてご活躍のMie Satorさんにお話を伺いました。

サロンの前にて
~オーストリアとの出会い/生活~
〇渡墺されたきっかけは何ですか?

「元々姉と妹がウィーンに住んでいたこともあり度々足を運んでいたので、ウィーンは私にとって馴染みのある街でした。日本では英語の勉強に力を入れており、英語圏へ行きたいという気持ちが強かったのですが、いろんな経緯を経てウィーンで語学の勉強を1年することになりました。」
〇ウィーンに来た時に驚いたことやカルチャーの違いで感じたことはありますか?
「香りです。香水とか、とにかく香りの違いを感じました。後は、見るもの全てドイツ語だから読めなかったことですね。」
〇英語を勉強されていたということですが、ウィーンでも役に立ちましたか?
「英語ができたことはすごく役に立ちました。1つ土台があるということになりますからね。2つ目の言葉を勉強する人はみんなそうだと思いますが、やはり1つできると勉強するのがだいぶ楽になると思います。」
~語学の習得~
〇語学はどのように習得されましたか?
「英語に関しては、移動中など、とにかくたくさん聞いて口に出して言ったり、夜その聞いたものを書いてみたりしていました。後は、私は体当たりでいくタイプだったので、育った広島に来ている外国人に自分から声をかけたりしました。間違えたとしても、恥ずかしいと思うことで覚えられることもあるんですよね。私には耳で聞く方法が合っていたので、ドイツ語に関してもウィーンに住み始めてからたくさんラジオや歌を聴きました。またタンデムパートナーが読んでくれる『Der kleine Prinz』(星の王子様)を録音して聴いてはリピートして、リズムに慣れるようにしていました。相手のオーストリア人はとてもいいパートナーだったので、基礎と会話の両方を学ぶことができました。私には視覚で覚える方法も合っていたので、自宅ではアパートの至る所にドイツ語を貼り付けました。例えばderは青、dieはピンク、dasは緑、というふうに色を決めて、目から入ってくる印象で記憶するようにしていました。」
〇語学を習得する上でのアドバイスはありますか?
「自分に合ったメソッドを見つけることだと思います。私にとっては聴覚と視覚を使った方法が合っていましたが、書くことで覚えることができる人もいると思います。それから環境が合っていることも大切だと思います。静かな環境が合っている人もいれば、ザワザワとした環境の方が覚えられる人もいますからね。」
~仕事について~
〇仕事との出会いは何ですか?
「ウィーンに留学した時に日本人の美容室を紹介してもらいました。日本で接客業をやっていたこともあり接客に慣れていたこと、それからその日本人の美容師さんに気に入ってもらえたことがきっかけとなり、1から美容師になるための勉強を始めました。」
〇最後に、Mieさんにとって外国で仕事をする上でのモットーは何ですか?
「外国で暮らす人のストレスを癒してあげたい、ということです。日本語が通じることやヘッドスパによって少しでも癒されてくれたらいいな、と思っています。そして何よりもこうして仕事をできることに感謝しています。」

皆さんも日頃のストレスから癒されに足を運んでみてはいかがでしょうか?
Mieさん、素敵な時間を本当にありがとうございました!
ウェブサイト: http://www.hairsalonmie.at/ja/
次回もどうぞお楽しみに!