ウィーンに浸透したCafehaus文化

オーストリアの観光案内を開いたり、インターネットでウィーンを検索すると必ずヒットするのがCafehaus。
オーストリア、特に首都のウィーンには数えきれないほどのCafehausが点在しています。
私もウィーンに来た当時は古いCafehausを全制覇したいと、時間とお金のある時にはよく通ったものです。
ではなぜウィーンにはそんなにCafehausがあるのでしょうか?
これから何度かに渡り、ウィーンのCafehaus文化、コーヒーについて、そして使えるワンフレーズをお届けしていきます!

Cafehausの始まり

Cafehausの始まりは、17世紀後半にまで遡ります。
東方の商人がコーヒーのお店を開いたことがその始まりとされています。
その後このCafehausの文化は19世紀後半から20世紀前半にかけて一般市民の間で広まり、繁栄していきました。
また市民だけでなく、政治家、詩人、作曲家、ジャーナリストなどが足繁く通った、ということも有名です。
そしてその文化は継承され、今でも毎朝一杯のコーヒーを飲みにCafehausを訪れたり、友人との待ち合わせ場所にしたり、観光地としても愛され続けています。

有名なウィーンのCafehaus

オリジナルのSachertorte

Sacher   Sachertorteが有名

Demel   Sachertorteを巡り、Sacherと争ったという歴史もある

Central   建物は宮殿の一部であるため、天井が高く、とても優雅

Hawelka   薄暗い感じで雰囲気がある、Buchtelnが有名

Schwarzenberg   日々常連客でにぎわう伝統的なCafehausの1つ

Ritter   Mariahilferstraßeにある古い素敵なCafehaus

Bräunerhof   Bräunerstraßeの角にひっそりとたたずむCafehaus

Frauenhuber   ウィーンで最も古いCafehausと言われている

Prückel   Kellnerの対応は少しガサツですが、ケーキの味には文句なし

Heiner   ウィーンに何店舗かある有名なHofzuckerbäcker(王室御用達のお菓子屋さん)

Melange mit Schlagobers

Tirolerhof   Staats Operの近くにある古いCafehaus

Landtmann   フォーマルとカジュアルな雰囲気の両方を楽しめる

Sperl   ケーキやコーヒーだけでなく、オーストリアの伝統料理も評判

Gerstner   Heinerと同じくHofzuckerbäckerとして有名

Diglas   かわいらしい内層とケーキのボリュームのギャップがいい

 

少し古いビデオですが、ウィーンのCafehausをテーマにしたYoutubeがあります。
ウィーンのドイツ語も聞けるので、映像と共にぜひお楽しみ下さい!


使えるフレーズ

「Cafehausに行ってみたい!」「おいしいコーヒーを飲みたい!」という方。
ぜひこちらのフレーズを使って、ウィーンのCafehausめぐりを楽しんで下さいね!

簡単なバージョン

“~, bitte!”・・・「~下さい。」/”Ich möchte ~.”・・・「~が欲しいです。」
例えば・・・
“Eine Speisekarte, bitte!”・・・「メニューを1つ下さい。」

“Einen Capputtino, bitte!”・・・「カプチーノを1つ下さい。」

“Ich möchte eine Cafe Latte.”・・・「カフェラッテが1つの見たいです。」

“Ich möchte eine Sachertorte.”・・・「Sachertorteを1つ食べたいです。」

 

少し難しいバージョン

“Ich hätte gern(e) ~.”・・・「~をいただけませんか?」
例えば・・・
“Ich hätte gern eine Melange.”・・・「Melangeを1ついただけませんか?」

“Ich hätte gern einen Apfelstrudel.”・・・「Apfelstrudelを1ついただけませんか?」

 

いかがですか?発音はできましたか?
ぜひCafehausやレストランで使ってみて下さいね。
それでは、次回をお楽しみに!