知らずに使っていた和製ドイツ語
日本語で会話をする時、結構カタカナの言葉を使いますよね。
カタカナだからきっと外来語だろうけれど、どこの国から来た言葉か、ということは
特に意識をして会話をしないのではないでしょうか。
しかし、実際に語源を調べてみたらドイツ語だった、というものが結構あるんですよね。
皆さんはどんなものを知っていますか?
医療用語
やはり一番多いのは医療用語ではないでしょうか?
昔から医療や科学の分野で最先端を行っていたドイツ。
明治時代頃から日本はドイツの影響を受けていたため、現在でも医療機関で使われている言葉はドイツ語が多いというわけなんですね。
では早速どのような言葉があるのか見ていきましょう。
アレルギー die Allergie
ガーゼ die Gaze
ギプス der Gips
カルテ die Karte (日本では診療簿として使われている言葉ですが、実際には一般的に使われる「カード」を意味する)
オペ die Operation (オペはdie Operation=手術の略語)
レントゲン das Röntgen (X線を発見したドイツの物理学者Röntgenに由来する)
ウイルス das Virus
ウィンタースポーツ
ウィンタースポーツや登山などで使われる単語も、ドイツ語由来のものが結構あるんですよ。
アイスバーン die Eisbahn ( スケートリンクを意味するドイツ語)
ゲレンデ das Gelände
ヒュッテ die Hütte (山小屋を意味するドイツ語)
リュックサック der Rucksack (背中を意味するder Rückenと袋を意味するder Sackが一緒になりRucksackとなった)
その他
その他にも自動車関係、学問用語など、ドイツ語由来の言葉がまだまだあります。
アルバイト die Arbeit (日本ではバイトと略され「短時間労働」の意味で使われていますが、原意は「仕事」や「職」である)
アウトバーン die Autobahn
バウムクーヘン der Baumkuchen
(木を意味するder Baumとお菓子を意味するder Kuchenが一緒になりBaumkuchenとなった)
ディーゼル der Diesel (ドイツの機械技術者Dieselに由来する)
ゲネプロ die Generalprobe (総稽古の意味。ゲネプロはGeneralprobeの略語)
グミ der Gummi (ゴムを意味するドイツ語。また食べるグミはGummibärchenなどと言う)
ハイム das Heim (住まいを意味するドイツ語)
キンダ―ガーテン der Kindergarten
メルヘン das Märchen (よくメルヘンチックなどと言いますが、これは童話というドイツ語に由来する)
ゼミナール das Seminar
テーマ das Thema
ヴァ―ゲン der Wagen (車、自動車を意味するドイツ語)
こうしてざっと挙げてみただけでもかなりの量がありますよね。
皆さんもカタカナ用語や外来語を聞いた時に、「これ何語だろう?」と思うものがあったらぜひ調べてみて下さいね。
もしかしたらドイツ語かもしれません!