伊藤ロイドル マヌエラ、校長先生
私は子供のころから、日本の文化に興味を持っていました。そのきっかけになったのは、実は日本のテレビゲームでした。そして日本料理、日本の歴史や昔の建物など次々に興味を持ち、特にお城が好きになりました。その頃、オーストリアにはまだ日本食レストランが少なく、残念だと思っていました。
2005年にようやく初めて日本へ行き、本当の日本を体験することができました。日本へ行く前に日本語を少し勉強していたので、とても役に立ちました。しかし、日本で過ごしたその時間だけではやはりまだ足りなかったのです。ですから大学での留学先は日本を選び、日本語だけではなく、日本の文化や生活についても勉強することができ、たくさんの素晴らしい経験をしました。同時に、日本の方にドイツ語や英語を教えたりもしました。もっと日本語を勉強したいと思い、タンデムパートナーを探し、将来、主人となる日本の方と知り合いました。
仕事や旅行の為に何度も日本へ行き、そして2010年に、京都で伝統的な結婚式を挙げました。今度は主人にオーストリアの良さを見せたいと思い、一緒にウィーンに引っ越してきました。息子が生まれて少し経ったころ、日本の方にドイツ語の授業を続けたい、という希望が更に強くなり、ドイツ語教室ウィーンをオープンしました。そして、オーストリア人には日本についてもっと詳しく知ってもらいたいと思い、日本語も教え始めました。
ドイツ語と日本語を教えることが私の人生を本当に豊かにしてくれました。いろいろな方と出会うことができ、自分が好きな国やその文化の勉強をしたい方の役に立つことが出来るのは、今でも私の生きがいです。そして、オーストリアが好きな方と日本が好きな方の間に絆を作ることも、私にとって本当に大切な仕事です。
これから一緒に楽しいドイツ語学習をしませんか。
マテー エリーザベート、ドイツ語プログラム担当
私はオーストリア人の父と日本人の母の元、長野県で生まれ育ちました。ピアニストである母の影響もあり3歳よりピアノを始め、高校を日本で卒業した後18歳でウィーンに渡り、2017年にウィーン私立音楽芸術大学(Musik und Kunst Privatuniversität der Stadt Wien) ピアノ科を卒業しました。
私が言葉に興味を持ったのは、実はオーストリアに住むようになってからのことです。私は幼い頃からオーストリアと日本の文化に触れながら育ちましたが、日本語を使う機会の方が圧倒的に多く、渡墺するまではほとんどドイツ語を話すことができませんでした。 しかし毎日集中的に言葉を勉強しながら現地の人たちと接することで少しずつ理解ができるようになり、それと同時に人と話せる喜びを感じるようになりました。そんな中で大学も無事に卒業することができ、言葉の壁で自分と同じ思いをしている人の役に少しでも立ちたいと思うようになり、現在に至っています。
日本から来たばかりで不安な方もいらっしゃると思いますが、オーストリアの文化に触れながら楽しくリラックスして 言葉を一緒に勉強していきましょう!